2017.09.24

箱が欲しい

素敵な友達が箱をくれた
乳歯を入れる箱
産毛を入れる箱
へその緒を入れる箱
母子手帳を入れる箱
箱がもっと欲しい
話しかけたら微笑み返してくれた瞬間の、神経、血管の末端までにジュワと何かが巡る感覚を入れる箱
母も義母も通ってきたこの不安な夜を入れる箱
お乳さえ出ればなにも望みませんと唱えた心を入れる箱
丈夫で軽くて、腐ったり虫に喰われないのがいい。
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Posted at 23:18 | | COM(0) | TB(0) |
2017.09.16

S.N.S.

知りたいことは  無いよ  そんなに
知られたいことも 無いよ  それほど
紅葉の屋根が揺れる日の
お日様キラキラしてたこと
私の小指を握る手の
日に日に爪が伸びること
暮らす世界が決まったら
見たい景色が決まったら
知りたいことは 無いよ そんなに
知られたいことも無いよ それほど

Posted at 23:23 | 未分類 | COM(0) | TB(0) |
2017.08.28

望み&痛み

また出産の時のこと。
忘れないでいたいことを備忘録として。
子供を産むまでは
「ちゃんと足があれば」と願い
「無事に産めさえすれば」と願い
産んで寝るまでは
「よっしゃ!産んだらこっちのもんじゃ!」と思ったのですが
翌朝起きたら体が全く言うことを聞かずベットから起き上がれない…
「あぁ!この筋肉痛さえなければなぁ!赤ちゃんの世話もビュンビュン丸なのに、っくっ!」
「なんなんやこの、しっ下の痛みは…これさえ治れば言うことないのになぁ、赤ちゃん可愛いし💕」
3日ほど経つと、母乳問題に追われ…母乳出ないし、赤ちゃん寝てしまうし起きないし、なんだか私だけ授乳室に居残りで、ずーっとあの部屋にいるような感じでした。どうせ増えてないからか、私だけ赤ちゃんの体重を計るよう勧められなかったように感じ、悲しかった。
「あぁ!お乳さえ問題なく出ればなぁ~~涙」
あの痛みを乗り越えたのだから、これからちょっとヤソっとのことはへっちゃらだろうね、と思っていたのに、痛みは日々brand newされてその日の新たな痛みに、おほーっヽ(´o`;たはーっ(・_・;
乳首の痛みには恐怖すら覚えて、赤ちゃんが泣くと憂鬱でした…(涙)
赤ちゃんが無事に産めさえすれば…と願って、叶ったのに、~さえ…だったらなぁ、と高望みは日々高くなっていく感覚があります。
今は"自分のお乳で赤ちゃんの体重が増えている"っていう、私にとっての目下一番の心配事が何とか上手くいきそうなので、何も望みはないです。今のところ、は。
でもこれからの日々で、望みがどんどん高くなって、地面から遥か彼方に登っていくんだろうか。バベルの塔みたい。
自分の名声や、子供の勉強とか、発育とか…
向上心は持っていたいけど、始まりは地面にいたこと、忘れないでいたいなぁ、と思っている日々です。

Posted at 03:03 | 思い | COM(0) | TB(0) |
2017.08.12

忘れないでいたいこと

産科病棟の最終日、翌日退院するお母さんたちが集められて退院後の生活のアドバイスを受ける時間がありました。
初産婦さんは私ともう一人、小柄な気さくな女性、二人目出産の女性が二人、若い明るい髪の女性と眼鏡のよく笑う女性。
全ての説明が終わり、少しお母さん同士の紹介しあいっこがありました。
二人目ママさんは、二人目の子の世話に加え、一人目の子のヤキモチや赤ちゃん帰りの大変さを教えてくれました。母も子も泣きながら母乳を卒業したこととか…(二人目を妊娠中に一人目の子の母乳をあげると、子宮が収縮して流産のリスクが高まるそう)
私は母乳の心配や、体重が少ない心配のことなど…
そんななか、最後は初産の気さくな女性だったんだけど、
彼女はなかなか子供を授からず、それでもどうしても欲しくて体外受精をして、やっと授かって、そしたら今度は糖尿病になってしまって、激烈な食事制限をして出産に至り、分娩台に上がったら陣痛が止まったので帝王切開でやっと赤ちゃんに会えたそう。でも術後は糖尿病のためにモルヒネが使えず、痛みをベットで転げ回りながら耐えたそう。
淡々と話しながら、ポロポロと涙を流していた。
下から産みたかったけど、すごい可愛くて、すごい幸せ…
とポツリポツリ
そこにいたどの人もポロポロと涙が止まらなかった。助産師さんも。
下も緩んでオシッコが止められない頃だったし、悪露もナプキンしないとてんやわんやだし、おっぱいも強烈に張っていきなり「ター」としたたるのを止められなかったし、もぉ、あらゆるところから滲むのを止められなかった…。涙も。
弱っていた、とも言えるんだけど、あの空気間は独特のものがあったな。
お母さん同士の境界がとろけて、1つのスライムになって、同じ気持ちになってたんだと思う。
あの人にまた会いたいし、あの日のことは忘れないでいたい。

Posted at 22:31 | 日々の歌 | COM(0) | TB(0) |
2017.08.11

ジョジョで見つけた

トリッシュは俺だ!!
トリッシュがうけた傷は俺の傷なんだ!!
以前、助けるについて、という記事を書いたのですが、その続きのような、そうでも無いような。
ジョジョの奇妙な冒険を読んでいて、妙に腑に落ちたので。
ジョースター家とデュオとの血統をかけた戦いについて描かれた大作で、私も夫も好きなのですが、ついこの間第五部を読みました。舞台はイタリア。主人公はジョルノジョバーナ。不遇の幼少期を過ごしたが、ある不思議な能力でたまたま助けた男がマフィアで、そのマフィアによってそれ以降、陰ながら守られて育つことでそれまで彼の頭に暗雲と立ち込めていた環境がガラリと変わり、立派な青年に育ち、世の中を良くする志のため、マフィアのナンバーワンに昇り詰めるため、仲間たちとボスを倒すというストーリー。
ボスから『娘(トリッシュ)を敵から守って自分のところへ連れてくる』よう命令されたので苦心して連れて行ったのだけど、ボスの真の目的は娘を殺すことだった(手首をもぎ取られた)ため、急遽トリッシュをボスから奪還し、ボスを倒すことになる。
もともとボスの下で働いていた仲間たちなので、ボスの強さもわかっており、自分達の命も危ういため、自分一人で行く、とリーダーは船を出して島から離れるシーンで、仲間のナランチャが海に飛び込んでバシャバシャと泳ぎ追いかけながら泣いて叫ぶのが冒頭このセリフです。ナランチャも親から虐待を受け、学校にも行けず瀕死の状態をリーダーに助けられマフィアの世界に入った過去があったのです。
あなたの傷は私の傷なんだよ
そう言われたら、本当に心からそう言われたら、いかに自分が地中奥深い穴の底にいたとしても、まるでそこが地面みたいに思えるのかもな。
二度見してしまったページでした。
Posted at 01:00 | 未分類 | COM(0) | TB(0) |
2017.07.21

産まれました。

予定日より随分早く破水してしまい、慌てましたが無事出産出来ました。
お見舞いに来てくださった方、色々と気にかけてくださった方、ありがとうございます。

破水したのになかなか陣痛が来ず、そうかと思えば体を捻る体操をした途端、3時間で子宮口全開になり、がしかし分娩台に上がり、いよいよ本番になったら陣痛間隔があいてしまう…
マイペースな男の子なんだと思います。

立ち会ってくれた夫の手を握り潰すほど掴むこと4時間

腿の間から我が子がはじけんばかりに登場した時は「わぉ!」ってなりました。

むせぶように生きていて、私もパワーがみなぎってくる感じ!!

これから一緒に生きていけるなんて幸せです。

入院中は不思議な感じでした。
寝ていると、まるで自分が赤ちゃんになったような気分…
あと、夜中には悲しい事が思い浮かんで泣いてみたり。
戦争中に栄養が足りなくて子供を亡くしたお母さんの事を考えたり、九州の大雨の中、子供を守ろうとするお母さんの事を想像したり。
心に傷を負いながら一人で産んだ友達のことを思ったり。
先人の大きな足跡のくぼみの上をピョコピョコ味わいながら歩く心持ちです。

これから不夜城での生活が続きますが、助産師さん達のスーパー乳搾りテクニックを思い出しながら頑張ります。













Posted at 11:19 | 日々の歌 | COM(0) | TB(0) |
2017.04.15

知らせ

ぷふぁー!
と優しい突風が吹く、桜の花びらが小川を埋める、反射のキラキラなのか、花びらなのかわからないくらい。
お母さん川はどうして笑っているの?ー太陽が川をくすぐるからよ(谷川俊太郎)
憧れって英語で何と言うんだろう?わからないけどわからないままにしておく。母が晴れた日に子供のおしめを干しまくった時の爽快感たらないよ、と行っていたのを思い出す。
子は男児も女児も、どうしてどうして母を光とするんだよなぁ。
年末に子供を授かりました。
八月には産まれるはずです。
体に起こる色々な知らせに驚き、ありがたがり、それを聞き逃さまいと嬉々としてじっとしている状態です。
どんな声が出るかわからないけど、チャンスをいただいたので産まれる前に東京に行き、歌おうと思います。
来ていただけると嬉しいです。
4/24(月)
@巣鴨 スタジオフォー
19:30~
クワダナミエ産前ライブ
with
川村健 Pf accorna
柴貴子Vn
みつはしようすけWb
MC2500円+1order
長めのワンステージの後、おしゃべりやジャムセッションなど企画しています。

Posted at 13:40 | 日々の歌 | COM(0) | TB(0) |
2017.02.02

沈黙

昨夜、夫と映画「沈黙」を観に行きました。
遠藤周作さんの小説を数年前に読んで以来の沈黙でした。
三時間弱に及ぶ長作だったので、うーん、いろんなことを考えさせられたけど、とっても断片的でまとまり様もない事柄です。
自分の意志を曲げよ、と言われた時に、人って圧力の掛けられ方によってはめちゃ強固なものになったり、逆にもろくなったりする。
本作では切支丹が棄教を迫られたんだけど、自分自身が苦しめられるのは、むしろキリストに倣えたようで、誇らしい苦しみだけど、5人の信者が拷問を受けていて、「お前さえ棄教するといえば、踏み絵を踏めば、この5人は助かる」「イエスだって、こんな状況だったら棄教するだろう」
「結局、お前は自分さえ良ければ…」などという迫り方をされると、もう、司祭様、半狂乱になっていました。
いや、ほんとにイエス・キリストならどうしていただろう。そんな記述、聖書になんかあったかなぁ。
江戸幕府がそんなにも徹底的にキリスト教を排除しようとしたことも、気になります。
だれかの本で、「もしもあの時(ペリー来航のとき?)、鎖国がずっと続いていたら、道は土のままで、郵便やさんは飛脚のままで、長屋にはご隠居がいて、日本人は頑丈で粗食で、そりゃあいい時代を今日迎えていただろう」なんていう人もいる。
不平等な貿易、海外からの毒っけた思想、食物の数々。。。
そういうものを完全排除する為に、宗教も排除しようとしたんだろうか。
それにしても末端の人たちの苦しみときたら。。。
いつも純粋で真面目な末端の人が苦しむなぁ。
その当時、なぜキリスト教をそんなにも人々が渇望したのか、仏教が、人々の苦しみに応え得る存在でなかったのか、そこも気になりました。
キチジローという登場人物がいるのですが、(窪塚洋介)もう情けない役で、何度でも悔い改め−の、なのに何度でも踏み絵ふみーの。
彼のセリフに「自分はもっと前に生まれていれば、幸福で模範的な信者のまま天寿を全うできたのに、なんでよりによってこんな時代に生まれたんか、悔しい」と。
自分もかつてキリスト教を勉強していた時に、幼いながらに、「うわ、イエス痛そう。このままこの宗教をやるってことは、いざ禁令の時が来た時は隠れて屋根裏でお祈りしたり、捕まって拷問うけても血だらけでも辞めん!って言わんといけんのんか、できる?無理じゃない?」みたいな自問自答をしたことがあるのを思い出しました。
今の時代だから、うふふ、すばらしい教え、今日も神様ありがとう、と言ってられるけど、自分にその覚悟があるのか。
この間読んだ明石順三についての本では、第二次世界大戦の時に宗教上の規律を理由に兵役放棄したのは彼らの宗教だけだったそうで、明石順三は実に7年の投獄と拷問に耐えたのだけど、
戦後開放された後にその宗教を棄教して言ったセリフが「これだけの苦しみにもまして神の教えに従うものを信者というんであって、ガラクタみたいな人間の寄せ集めで頭数数えて信者が増えた~とか言ってる奴はどうしようも無い」みたいな発言をしていた。
強烈な迫害に耐え得ないものは悪?価値なし?信者で無し?
じゃあ踏み絵を踏んだあの司教はニセモノなんだろうか。
それともイエスを100%クリスチャンとして、85%クリスチャン、なんだろうか。
ラッキーな時代に生まれて、掟に完璧に従えた信者は100%の称号をもらえて、そうでない場合は。。。
いとも簡単に何度も踏んじゃうキチジローは0%クリスチャン???
あの主人公の司教が至った新境地、フェレイラさんが至った新境地について、もっと掘り下げてほしい。
っていうか、自分で掘り下げてみたいと思う。
踏み絵はその後何度も踏むけれど、イエスキリストが心のなかにいる。
仏教も学ぶ、日本の妻子と暮らしながら心にイエス・キリストがいる。
棄教しました。という証明書を何度もスラスラ書くけど十字架は持ってる。
自分を責める気持ちから、なにか別の形の平安、イエスキリストとの対話があったんだろう。
日本のなんらかの思想が、そのように導いた、とか?
話は変わるけど、自分はどのくらい迫害を受けても、戦争反対と言い続けられるか、
どれくらいの資産、精神、肉体的な打撃を受けても、戦争反対と言い続けられるか、
そんなことにも思いが飛び火しています。
これからの時代には、どんな戦争への導入茶番劇が繰り広げられるだろう。
自分がバランスを保っていられるか、準備が必要だと感じたりします。
お奉行様曰く、踏み絵を踏むことは「対したことではない。ほんの軽くかすめる程度で良い。形式的なことだ。こんなこと早く済ませようではないか」と、言葉巧みに迫りました。
その言葉に乗せられて踏み絵を踏んだ人が、後々考えるに、何を失ったか、何を奪われたか。
気づける人間でありたい。

まだまだ話し足りない2月の夜長です。
Posted at 20:04 | ただいま | COM(0) | TB(0) |
2017.01.20

女は食べ物に夢中

「女はさぁ、羊羹だの、甘栗だの、お取り寄せだの、食い物のことしか頭に無いのかね」
小太りのおばちゃんが観光地に写り、若い女性達は流行りのカフェに写る
オトコ達よ、一体ダレの飯で大きくなったのかね?
忘れたのかい?
日々の途切れなき階段を、来る日も来る日も美味いものを作って登り続けた女のコトを
女が美味いものに感度良好なのは自然のなりゆき
皮肉にも、そう教えてくれたのは科学博士だったんだけど…

Posted at 14:04 | | COM(0) | TB(0) |
2017.01.10

助ける  について

新年あけましておめでとうございます(^^)
本年も何卒宜しくお願いしますm(__)m
相変わらずの不定期更新、お許しを💦
そしていつものダラダラ思考メモです。
年末に姉から母が心配なので様子を見に新年集まろうとの打診がありました。予想通り、病院に行ってくれ、行かない、のやりとり。父についての愚痴、娘についての愚痴。優しい相槌の姉、イライラするわたし。
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実家のトラくん6kgの巨漢
昔は時間のある限り、話を聞いたり、悩んでいました。心はいつも灰色で、苦しかった。
でもいつの頃からか、自分の中で割り切るようになりました。なぜかと言うと、四人の子供を産んでみな優しい子に育ったという母の功績に気づいたのと、父の悪行を娘に話す母の表情は少し心踊っているからです。
あぁ、この人、気づいていないだけ。問題は母の個人の中にあるな、と思いました。これ以上は付き合わまい。
人から見れば冷徹?
おかげで自分の歩みが出来ていたさ中に、年末の姉からの招集でした。
揺れました。え、お母さん、やばいの?
人に詳しく説明できるほど、いやぁ~な夢も見てしまいました。
母親の影響は強い。
そして最近、二回通り読んだのは手塚治虫のブッダです。
12巻に登場する、麻薬に狂った女ヴィサーカー。ブッダをその昔たぶらかした豪商の娘だったけど、いまではすっかりガタガタで薬に溺れている状態。わたしのことは捨て置いて。いや、わたしとともに行くんだヴィサーカー。みたいなやりとりで強引に旅に巻き込みます。行く先行く先で薬の禁断症状で暴れたり泣いたり。それでもブッダは手放さない。

また別の日には親族の集いにて、伴侶に先立たれ、寂しさを酒で埋めてアル中になり、余生を病院で過ごす人の話を聞きました。
その日の夜には私たち夫婦にとって憂う問題を抱えた友達からのお酒のお誘いのようなメール。いま、家にひとりでいるなら、苦しいだろうな…招く?うぅん…な21時…。
母も、アル中おじいさんも、友達も、欲しがってるのは啓発的なコトバでは無い。共に過ごす時間。私が一番惜しがっている。
そして昨晩、心屋さんのブログでこんなのを見つけた。
妖怪かわいそう
http://ameblo.jp/kokoro-ya/entry-11512996841.html
母への感情移入、子供としての罪悪感、足らない自己肯定感の穴埋め、そんなものから膨らんで行く妖怪かわいそう。
妖怪かわいそうに餌を与えないでください。
本人が気づくしかないことです。
でもブッダならどうしただろう…。
そんなにもグラグラな私がチャリティーLIVEで何を言うんや
何をか言わんや…
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Posted at 12:15 | 思い | COM(0) | TB(0) |