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2013.10.20

筋肉の役目

いま『遺体』という映画を見た。

東北震災の釜石の遺体安置所の震災直後から一ヶ月くらいの期間のことを、現地で取材した人の見聞をもとに書いているノンフィクション

人の亡くなる災い
東北、原爆、伊豆大島、
自分のたとえば母親の遺体がみつからないということがいかに悲痛か
想像してもまったくできないので『遺体』という映画をみた

映画自体は逆だった。

家族に見つけてもらえない遺体が廃校にならぶ

3月が産み月の妊婦さん
小さな小学生
おばあちゃん


見つかった場合にも、すぐに火葬はしてもらえず、
体を洗う水も道具もない
何日も体育館の泥のあがった青いビニールシートの上に毛布にくるまっておかれている

お棺もなかなかとどかない

一人の葬儀屋経験のあるボランティアの人が「やらせてください」と市長にたのんで
その場所で働いた。

彼がご遺体に話しかけること、生存する家族が確認に来た時の動揺を最小限するやりかた。
市役所の人も、警察の人もそれを学んだ。



みんな中腰だった。
歯医者さんはご遺体の歯の確認を中腰で
お医者さんはご遺体の体の特徴の確認を中腰で
葬儀屋さんはお棺を組み立てる、運ぶ
若い人もお腹まわりに肉のついた中年の人も、みんなつらい体勢で、普段つかわない筋肉をつかった。
遺体にお化粧するときも
家族のこないお棺を手で擦るときも

なんと表現してよいか、
アスリートがもっと上へ、という目的で筋肉を使うのとは
まったくお役目の違う筋肉の使い方。


そしてやはり、あの黒い泥はココロの中にあるのと、ないのでは、今が違いすぎるんだな、と思いました。


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